腰部コルセットの使い方
- 2022.06.10
皆さん、こんにちは。西尾久リウマチ整形外科アシスタントの鄭です。いよいよ関東も梅雨入りしましたね。雨が降ると身体のあちこちが痛くなる方も多いのではないでしょうか。
雨が降っている時は滑って転倒する可能性が高くなりますので、予約時間に間に合いそうになくても、急がずにゆっくりとお気をつけて、ご来院下さい!
さて、当クリニックでは腰痛で来院される方も多く、院長の指示でコルセットをお出しすることがあります。性別や年齢に関係なくコルセットを着けている方は多いです。痛みが発生している部位を固定することで体幹を安定させ、痛みを一時的に和らげてくれるので、手放せないと考えている方もいらっしゃるかと思います。
そんなコルセットですが、よく患者様から「コルセットの位置が正しいか見てくれませんか?」とお声かけ頂くことがあります。そこでコルセットの正しい使い方と注意点をお伝えします。クリニックで説明を受けたけど忘れてしまったという方も参考にして下さいね。
腰部コルセットの装着手順
タグの付いている部分が内側で、オレンジの線の部分が下側です。コルセットは肌着の上から装着して下さい。
①タグが右側に来るようにして、腰部にコルセットを当てます。
②息を吸い、体の正面で左手を斜め下に伸ばします。
③左手を固定したまま右手を斜め下に伸ばし固定します。位置の目安は、おへそより数センチ下です。そして、左右にある補強ベルトを、均等になるように強さを調節します。呼吸が苦しくない程度にキツくして下さい。
④コルセットの中心と背骨の中心が合っている事を確認します。
手順が多いように感じられるかもしれませんが、慣れれば簡単に装着することができます👍
腰部コルセット使用時の注意点
コルセットは、日常生活で動いている時だけ使用し、就寝時は外します。また、痛みが和らいでいる時は外しましょう。1日の中で長時間使用せず適宜外してください。腹筋の衰えを防止することが出来ます。
コルセットの使用は約2〜3ヶ月が目安とされています。それ以上使用される場合は医師とご相談下さいね。
最後に、コルセットは腰痛を根本から解消するものではありません。痛みがひどい場合はお薬やブロック治療、リハビリとしての電気治療や牽引療法などを行って治療していきますので、腰痛にお悩みの方は西尾久リウマチ整形外科までお気軽にご相談ください^^