成長痛について

  • 2023.04.06

皆さん、こんにちは。院長の王です。

今日は尾久第六小学校の入学式、始業式のようですね。

ご入学、ご進学おめでとうございます!

私自身、尾久六小の元気な子供たちの声に励まされ、

開業2回目の春を迎えました。

この地域の皆様の生活の質を維持すべく、

気軽に通えるクリニックとしてこれからも貢献できたらと

考えております。どうぞよろしくお願いします。

今回は子供たちが訴える痛み、成長痛についてのお話です。

夕方以降に突然子供が足(特に膝周り)が痛いと言って泣き出した。でも朝になったらけろっとよくなったけど、大丈夫なんだろうかと来院される親御様がいらっしゃいます。

何が起きたのだろうか、学校や保育園、幼稚園で痛くなったらどうしようかと心配ですよね。

このような患者様が来院された場合、まずは痛みのエピソードから成長痛を疑います。

そして診察時に痛がった所に痛みや腫れ、関節の運動制限がないことを確認します。

最後にレントゲンで異常がないことを確認し、成長痛と診断します。

痛みの程度は様々で、不定期に繰り返すこともありますが、痛みが8時間以上続くことは少ないです。

また成長痛と言われた場合、治療法はなく、痛いと言っているところをさすったり、抱っこをしてあげてください。湿布などを貼って様子を見てあげるのもよいでしょう。痛み止めや座薬の必要はありません。大きくなってから何か障害を残すこともありません。

気を付けないといけないのは骨端症(膝のオスグッド病やかかとのシーバー病)、運動障害による痛みです。こちらは治療の必要があります。

いずれにしても、お子様が痛みを訴えた場合は成長痛だろうと自己判断せず、ご来院下さい。

正確な診断、適切な治療をご提供いたします。

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