関節リウマチと花粉症
- 2023.03.27
皆さん、こんにちは。院長の王です。
都電沿線の桜の見ごろがやってきました。桜の開花とともに花粉症もピークを迎えますね。
今年は4年ぶりに行動制限が緩和され、飲食しながらのお花見を楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
今日はこの時期の悩みとなる花粉症とリウマチの関係をお話ししたいなと思います。
花粉症は植物の花粉に対する季節性のアレルギーです。
関節リウマチも免疫の異常により関節に炎症が起こり痛みや腫れが生じます。
どちらも免疫が関係しているため、リウマチの患者様は花粉症も重症化するのではないかと考えてしまうかもしれません。
しかしこれはそうとは限らず、東京女子医大膠原病リウマチ痛風センターの調査によると、
リウマチが悪いときは花粉症が軽くなり、リウマチが軽快し緩解にすると花粉症の症状が強く出るという結果が出たようです。
これはリウマチと花粉症を引き起こす免疫細胞の種類が違っており、どちらかが増えるともう一方が減るためです。
花粉症もリウマチもつらい思いをしないためには、適切な治療を行うことが大切です。
リウマチと花粉症の薬の飲み合わせは問題ありません。
当院では患者様のご病状に応じて適切な治療薬をご提案させていただきますので、なんでもご相談ください。